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これまでの公演・イベント

充実のときを音に映して
アフィニス アカデミー プロジェクト 2013
「~世界へはばたく若手演奏家による室内楽演奏会~」
2013年12月11日(水) 公演概要はこちら

次代を担う若手演奏家の育成を目的とする「アフィニス アカデミー プロジェクト」。2013年は「Cenote Quartet(セノーテ・カルテット)」と「Quartette Soleil(クァルテット・ソレイユ)」、2組の若手新進カルテットを対象に実施され、両カルテットは、5月と11月になら100年会館(奈良県奈良市)、7月に吉野町市民プラザ(神奈川県横浜市)、10月にウイーン音楽大学(ウイーン/European Chamber Music Academy、以下ECMA)で行われた各セミナーで、約1年にわたり研鑽を積んできました。この日の演奏会は、まさに1年間の集大成というべきもの。両カルテットとも、本プロジェクトで過ごした充実の時間がうかがえる上質な音色を、存分に客席へ届けてくれました。

Concert 成果発表演奏会

「~世界へはばたく若手演奏家による室内楽演奏会~」

成果発表演奏会のプログラムに選ばれたのは、ウェーベルンとハイドン、そしてリゲティの3曲。いずれも、両カルテットのメンバーが、このプロジェクトを通して習得してきた楽曲です。曲間のMCで、「“音楽とは言葉である”という先生の教えを、成果として出せたらと思います」(セノーテ・カルテット/森岡聡さん)、「このプロジェクトを通して、いつも以上に音楽と向き合えました」(クァルテット・ソレイユ/太田陽子さん)と、手応えを語ったメンバーの皆さん。4名で取り組み、紡ぎ上げてきた音色を、胸を張って披露しました。

1.ウェーベルン「弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5」

幕開けを飾ったのは、オーストリアの作曲家・ウェーベルンの「弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5」。演奏時間にして15分足らずの短い楽曲ですが、全篇にわたって多彩な響きが散りばめられています。うねるような音の波で会場を引き込んだ第1楽章「激しい動きで」に始まって、ひそやかな独白にも似た第2楽章、空気を切り裂くピッツィカートが印象的な第3楽章と、セノーテ・カルテットのメンバーは、互いに目を合わせ、高い集中力をもって音を紡いでいきます。そして、楽曲は第4楽章「非常に遅く」を経て、最終楽章「優しい動きで」へ。ぴんと張りつめた音色は、メンバーの息づかいまで伝わってくるよう。やがて、消え入るような終曲とともに、会場は盛大な拍手に包まれました。

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【Cenote Quartet(セノーテ・カルテット)】
森岡 聡(Vn)、伊東真奈(Vn)、伊藤 慧(Va)、
伊東 裕(Vc)

2.ハイドン「弦楽四重奏曲 第73番 ヘ長調 Op.74-2 Hob.III:73」

1曲目とはがらりと趣を変えてお届けしたハイドンの「弦楽四重奏曲 第73番 ヘ長調 Op.74-2 Hob.III:73」。明朗快活な曲調にふさわしい、若々しく勢いのある演奏を聴かせてくれました。軽やかに奏でられた第1楽章、各パートの音色と技巧を随所で楽しめる第2楽章。第3楽章は速いテンポで、ときに歯切れよく、ときに流れるような音色を響かせました。そして、最終楽章「プレスト」で、盛り上がりは一気に最高潮に達します。奔放に跳ねる第1ヴァイオリンの音色を筆頭に、残りの3本が緻密に絡み合いながら一瞬の躊躇もなく駆け抜けていくさまは、まさに圧巻。終演後に見せたメンバーの笑顔が、そのまま好演を物語っているようでした。

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3.リゲティ「弦楽四重奏曲 第1番 『夜の変容』」

クァルテット・ソレイユが披露したのは、リゲティ「弦楽四重奏曲 第1番 『夜の変容』」。短い12の変奏曲形式によって構成されています。メンバーは、カルテット名でもある「ソレイユ(=太陽)」を思わせる堂々とした演奏スタイルはそのままに、楽曲の細かなニュアンスも逃すことなく、ダイナミズムと繊細な揺らぎを大胆に表現していきました。やがて楽曲は激しさを増し、フィナーレへ。4つの弦の音色はうねり、弾み、心地よいひずみとなって、ホールの暗がりに溶け込んでいきます。カルテットが息を揃えて最後の1音を弾き終えると、一瞬の静寂ののち、大きな拍手が起こりました。“カルテットとして演奏するのは初めて”という難度の高い現代曲は、文字通り、メンバーの挑戦への意欲を音で感じられる仕上がりとなりました。

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【Quartette Soleil(クァルテット・ソレイユ)】
平野悦子(Vn)、東山加奈子(Vn)、高橋 梓(Va)、太田陽子(Vc)

アンコール:ハイドン「弦楽四重奏曲 第77番 『皇帝』」より 第2楽章

アンコールでは、クァルテット・ソレイユのメンバーが再び舞台へ。現在のドイツ国歌として知られるハイドンの「弦楽四重奏曲 第77番 『皇帝』」第2楽章を演奏しました。前曲のリゲティで見せた力強さは影をひそめ、代わって表れたのは、たおやかな表情。4つの変奏部がゆったりと、表情豊かに奏でられ、染み入るようなその演奏は、会場を最後まで魅了しました。

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Interview 受講生インタビュー

「アフィニス アカデミー プロジェクト 2013」を終えて

“技術の先にある大事なこと”を実感できた

セノーテ・カルテット
森岡 聡さん(ヴァイオリン)

今回、演奏したハイドンとウェーベルンの楽曲は、このプログラムにおけるウイーンでの「ECMA室内楽セミナー」でずっと指導いただいていた曲。基本的な音楽の仕組みから弾き方のバリエーションに至るまでしっかり教えていただいたので、今回はそれを踏まえて自分たちなりに理解したうえでの演奏ができたと思います。

この「アフィニス アカデミー プロジェクト」で印象に残っているのは、何といってもウイーンでの体験ですね。ウイーンでは、音楽に対する考え方や自分自身の演奏に役立つことをたくさん学びました。特に「演奏するだけではなく、音楽をどうやって“言葉”にしていくか」ということは常に先生から言われましたし、教わったことの中でも一番、感銘を受けましたね。技術はもちろん大切だけど、その先にある大事なことは何かを実感できたように思います。逆にいえば、このプログラムで学んだことはその姿勢の1点に尽きるのかもしれません。音楽をやっていくうえでの核となる部分というか……。ときには感動で目を潤ませながらレッスンに臨んだこともありました(笑)。

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セノーテ・カルテットの皆さん

今後の活動についてはこれからメンバーで話し合っていくつもりですが、どういった形になるにせよ、“上手いだけではない音楽”を常に目指していきたいです。人の気持ちや声になるような演奏というか……。多分、テクニックだけが上手な人を寄せ集めたからって、いいアンサンブルになるとは限らないんですよ。むしろ演奏者自身が悩んで、葛藤しながら作っていく音楽の方が、人の心に入るんじゃないかと思います。

4人の理想が音になって揃ってきた

クァルテット・ソレイユ
東山加奈子さん(ヴァイオリン)

私たちはこれまであまり現代曲を演奏したことがなくて。どちらかといえば、苦手だったんです。でも、やったことがないというのはよくないですし、古典音楽にばかり偏っていてもだめだと思い、いろいろと音を出してみた中で自分たちに合っていると感じたリゲティの楽曲を、今回は選びました。

この曲もそうですが、「アフィニス アカデミー プロジェクト」は、自分たちの抱えていた課題の解決も含めて、非常に勉強になる場だったと思っています。特に、先生方が「こうしなさい」と言うのではなく、私たちがもともと持っている知識を上手く引き出してくださって、そこに乗せる形でアドバイスをいただけたのがすごくよかったですね。たとえば音の出し方にしても、“ボウの使い方を変えることで、音量は小さくても奥行きのある響きを出せる”といったことを教わったり――。普通、音量を下げるには単純に弓の量を小さくすればいいと考えがちですが、そうじゃない方法もあると知ることで自分たちの見方が広がりましたし、演奏の引き出しも増えたと感じています。

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クァルテット・ソレイユの皆さん

このプロジェクトで1年間勉強させていただいたことで、私たち4人それぞれの理想が、音になって揃ってきた実感がありますね。自分たちが目指すカルテットの音に少しだけ近づけたというか、これまでぼんやりしていた理想の焦点が合ってきたように思っています。今後もカルテットとして、個々の意識をしっかりと高め、もっともっと自分たちの音を追究していきたいです。