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これまでの公演・イベント

2つの俊英カルテットが開いた
新たなる挑戦の扉
アフィニス アカデミー プロジェクト 2013 なら
2013年5月19日(日)~21日(火)
公演概要はこちら

「アフィニス アカデミー プロジェクト」は、アフィニス文化財団と全国のホールの連携のもとに開催される室内楽セミナー。次代を担う若手演奏家の育成を目指し、室内楽セミナーと成果発表演奏会から成るプログラムが段階的に実施されます。5月に行われた「アフィニス アカデミー プロジェクト 2013 なら」では、「ライプツィヒ弦楽四重奏団」を講師に迎えて、2組の若手カルテットがフレッシュな競演を展開しました。

Seminars 室内楽セミナー

今回、奈良県を舞台に開催されたのは、通称「トレーニングキャンプ」と呼ばれる集中セミナー。「Cenote Quartet(セノーテ・カルテット)」と「Quartette Soleil(クァルテット・ソレイユ)」、いずれも今後の活躍が期待される2組の若手弦楽四重奏団が、密度の高いレッスンに取り組みました。

それぞれが課題曲として取り組んだのは、セノーテ・カルテットはベートーヴェンの「弦楽四重奏曲 第7番《ラズモフスキー四重奏曲》 第1番」、クァルテット・ソレイユはシューマンの「弦楽四重奏曲 第1番」です。講師として彼らのレクチャーにあたったライプツィヒ弦楽四重奏団のメンバーは、1音の細部に至るきめ細やかな指導を展開。本番の成果発表演奏会までの限られた期間の中、多い日では1日延べ5時間にわたるセミナーを通して、緻密に課題曲を磨き上げていきました。

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「音の受け渡しをもっとスムーズに」。ときにジョークが飛び出すリラックスした雰囲気ながらも、的確なアドバイスが飛び交っていました。

講師が見守るほどよい緊張感の中、少しずつ音を紡ぎながら自分たちにとっての“ベストな音楽”を探る作業が続きます。

Message 講師のことば

クラシックの中でも室内楽というジャンルは、現在、決して恵まれている状況にあるとは言えません。どれほどすぐれた音楽家であったとしても、本当に限られたチャンスの中でしか活躍の場が与えられておらず、一層の社会的な後押しが必要です。この「アフィニス アカデミー プロジェクト」は、室内楽をテーマにしているという点で本当に素晴らしいプロジェクトだと思います。

室内楽――特にカルテット(弦楽四重奏)は、音楽的に見ても非常に重要なジャンルです。楽曲の中で4人の音が大切な役割を果たし、互いに影響し合いながら音楽が作られていく。相手の音を聴き、演奏を見ること。自らの演奏に没頭するのではなく、「聴くこと」「見ること」を同時に行うことで、オープンマインドになれるし、成長スピードも上がるのです。だから、室内楽は若手のうちにやることにこそ、意義があると思います。

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ライプツィヒ弦楽四重奏団
シュテファン・アルツベルガーさん(ヴァイオリン)
ティルマン・ビューニングさん(ヴァイオリン)

もちろん、室内楽は“1回練習して終わり”というようなものではありません。それは、今回参加している2組のカルテットにおいても同じ。彼らがこのセミナーを通じて劇的に上達するかといえばそうではなく、あくまでも長きにわたる積み重ねの中で成長していくものだと思います。幸いなことに、彼らには表現したいものがあります。今はまだ漠然としているそれを、今後、どう形づくっていくか。私たちにできるのは、まさにそのサポートだと思います。

Concert 成果発表演奏会

「若手演奏家による室内楽演奏会~奈良から世界へ~」

5月20日(月)に行われた成果発表演奏会。訪れたお客さまを前に、2組のカルテットはここまでの集大成ともいうべき演奏を堂々と披露しました。

1.ベートーヴェン「弦楽四重奏曲 第7番 《ラズモフスキー四重奏曲》 第1番」

トップを切ったのは、セノーテ・カルテット。楽曲の持つ清々しい躍動感はそのままに、丹念な音合わせのあとがうかがえる演奏を披露しました。大曲である第1楽章を軽やかに弾き切ると、第2楽章では緩急のメリハリも小気味よい、調和の取れたアンサンブルを展開。ゆったりとした曲調の第3楽章は、やがて1stヴァイオリンの長いカデンツァを経て、そのまま途切れることなく最終楽章へと突入します。そして、最終楽章に入ると、楽曲は再び生き生きとした躍動感を取り戻します。終結部では、一度テンポを落としてたっぷりと間合いを取ったのちに、息を揃えて華々しくフィナーレ。若々しく率直な演奏に、大きな拍手が起こりました。

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【Cenote Quartet(セノーテ・カルテット)】
森岡 聡(Vn)、伊東真奈(Vn)、伊藤 慧(Va)、
伊東 裕(Vc)

2.シューマン「弦楽四重奏曲 第1番」

繊細なグラデーションの利いた鮮やかな緑のドレスで登場した、クァルテット・ソレイユの皆さん。披露されたシューマンの「弦楽四重奏曲 第1番」も、衣装の色彩感に負けない表情豊かな仕上がりとなりました。第1楽章では、ロマンチックな主題を各パートが情感を込めて歌い継ぎ、やがて柔らかな収束を見せます。第2楽章はスケルツォ。メンバー全員が呼吸を合わせての演奏は、“女性カルテット”のイメージを心地よく裏切るエネルギッシュなものでした。そして第3楽章では一転、ゆったりと美しい旋律で会場を酔わせると、その余韻を残したまま楽曲は最終楽章へ。一気に駆け抜けるような疾走感と高い熱量。このカルテットの持ち味が存分に生かされた好演で、あでやかにコンサートを締めくくりました。

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【Quartette Soleil(クァルテット・ソレイユ)】
平野悦子(Vn)、東山加奈子(Vn)、高橋 梓(Va)、太田陽子(Vc)

Interview 受講生インタビュー

セノーテ・カルテット
森岡 聡さん(ヴァイオリン)

僕たちはこれまでにベートーヴェンをやったことがなくて。だから今回はせっかくだし、やってみたいということになったんです。これだけ集中してレッスンを受けられる機会ってなかなかありませんから。本番では、そのレッスンの“結果”としての演奏ができたんじゃないかと思います。

ライプツィヒ弦楽四重奏団の先生がたは、技術的な面だけではなく「こう考えるから、こうなる」というプロセスの部分を教えてくださいます。個別にレッスンを受けてみて、1フレーズごとに細かな指導の違いは当然あるにせよ、根本にある考え方は全員共通なのだということが分かりました。カルテットとして1つのことを目指していることが分かって、すごく勉強になりましたね。

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セノーテ・カルテットの皆さん

僕たちのカルテットの強みは、みんな個性が強いところ。お互いの長所も短所も分かり合い、フォローし合いながら演奏できるから、ここまで続けられているのだと思います。いいアンサンブルを実現するためには、一人一人が意志を持って自由に弾けることが必要。みんなが自己満足に陥ることなく、それぞれの役割を果たしながら、お客さま一人一人に音を届けられるようになることが大事なのだと思います。

クァルテット・ソレイユ
東山加奈子さん(ヴァイオリン)

こういったセミナーで弦楽四重奏が取り上げられることはなかなかないので、「アフィニス アカデミー プロジェクト」では、まず、そこに着目してくださったのがすごく嬉しかったです。

それだけに、このセミナーをちゃんと意味のあるものにしたい、と。自分たちの音楽をある程度きちんと作り込んだ上で参加しなくちゃ、という意識はありました。言われたことをそのままやるだけでは、誰の音楽か分からなくなってしまうじゃないですか。借り物の音楽になってしまうのは、全然意味がないですよね。セミナーでは、ライプツィヒ弦楽四重奏団の方々がすごくたくさんのアイデアをくださいました。こうしなさい、ではなくて、こういうやり方もああいうやり方もあるよ、という感じ。それに、カルテット弾きならではの目線で教えてくださるので、新しい発見がいっぱいありましたね。

ちょっと時間はかかるかもしれませんが、そうやって教わったことを自分たちなりに解釈して、今度は自分たちのものにしていかなくてはいけないのだと思います。例えば違う曲をやるときにも生かせるような――自分たちの引き出しを増やしていけるんじゃないかという手応えはありますね。

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クァルテット・ソレイユの皆さん