招聘演奏家

招聘演奏家

音楽監督である川崎洋介氏を筆頭に、カナダやアメリカ、ドイツをはじめとする各国のオーケストラでコンサートマスターや首席奏者などを務める演奏家たちを招聘いたします。

川崎 洋介

Yosuke KAWASAKI

音楽監督/ヴァイオリン

ナショナルアーツセンター管弦楽団・コンサートマスター

カナダのナショナルアーツセンター管弦楽団のコンサートマスター、東京のNHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターを務める。これまでにモンゴメリー交響楽団、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、日本センチュリー交響楽団においてコンサートマスターを歴任。ソロと室内楽のキャリアは世界5大陸に及び、小澤征爾、ピンカス・ズーカーマン、ヨーヨー・マ等と共演。アンサンブルとしては現在トリオ・インク、カルテットAT水戸で活動。室内楽への情熱からアフィニス夏の音楽祭音楽監督に就任。ブルガリアの室内楽音楽祭「Off The Beaten Path」のアーティスティック・アドバイザーも務める。小澤国際室内楽アカデミーにて当時最年少で講師を務めたほか、2022年までオタワ大学ヴァイオリン科の非常勤教授。カナダ各地でマスタークラスや学生との共演を行う。

ヘンリック・ホッホシルト

Henrik HOCHSCHILD

ヴァイオリン

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団・コンサートマスター

1990年よりライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団コンサートマスター。K.ヘルテルにヴァイオリンを、G.ボッセに室内楽を、G.ノイベルトに作曲を、V.ローデに指揮を学ぶ。ゲヴァントハウス・オクテットの創設メンバーとして1993年から2003年まで定期的に国内外で演奏。ドイツ各地で後進の指導にあたり、10年よりライプツィヒ音楽大学教授を務める。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団等のユース・オーケストラに定期的に携わる。アフィニス夏の音楽祭に長年にわたり継続して参加。23、24年にはパシフィックフィルハーモニア東京の特別首席コンサートマスターを務める。19年からインドネシア・ジャカルタのアマデウス交響楽団芸術顧問。

ユラ・リー

Yura LEE

ヴィオラ

南カリフォルニア大学・教授

ヴァイオリンとヴィオラの両方を弾きこなす世界でも数少ない奏者のひとり。2013年ミュンヘンARD国際音楽コンクール4部門で唯一の第1位。06年にレオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール、13年にユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールともに第1位等、数々のコンクールで最高位を獲得。カーネギーホールよりECHO(欧州コンサートホール機構)シリーズにノミネートされ、ウィグモア・ホール、ウィーン楽友協会等、ヨーロッパの名高い9つのコンサートホールでリサイタルを行う。ソリストとしてニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団他多数のメジャーオーケストラと共演。室内楽においてもマールボロ音楽祭、ザルツブルク音楽祭等に参加、G.クレーメル、A.シフらと共演。現在、リンカーン・センター室内楽協会メンバー、南カリフォルニア大学教授。

クレース・グンナルソン

Claes GUNNARSSON

チェロ

エーテボリ交響楽団 ・ソロチェリスト

1999年からエーテボリ交響楽団首席チェロ奏者。室内楽奏者、ソリストとして世界各地で活躍。ソリストとしてスウェーデン放送交響楽団、ヘルシンボリ交響楽団等多数のオーケストラと共演。ラ・フォル・ジュルネ、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭等の主要音楽祭に参加、クィーン・エリザベス・ホール、ウィグモア・ホールを含む世界各地で演奏。室内楽奏者としてL.カヴァコス、N.ズナイダー、E.パーチェ、H.グリモーらと共演。2002年よりトリオ・ポセイドンを設立、母国スウェーデンを代表するアンサンブルとして人気を博す。N.ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団と演奏したベートーヴェンの三重協奏曲、ブラームスの二重協奏曲の録音は高い評価を得た。現在、エーテボリ大学教授、シンガポールや中国等でマスタークラスを行う。

インヒュク・チョウ

Inn-Hyuck Cho

クラリネット

漢陽大学・教授

韓国を代表するクラリネット奏者の一人であり、元メトロポリタン歌劇場管弦楽団首席奏者。MET以前にはスイスのバーゼル交響楽団とヴィンタートゥール・ムジークコレギウムで首席奏者を務めたほか、ヨーロッパ室内管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、パリ管弦楽団、バイエルン放送室内管弦楽団等で客演。ソリストとしては、カール・ニールセン国際コンクール、ドビュッシー国際クラリネットコンクール入賞、オーデンセ交響楽団、ニューヨーク・クラシカル・プレイヤーズ、KBS交響楽団等と共演。アルマ木管五重奏団のメンバーとしてアンリ・トマジ国際木管五重奏コンクールに参加、第1位受賞。パリ国立高等音楽院にてM.アリニョン、P.モラゲスに師事。現在、韓国の漢陽大学教授。

マルテ・レファルト

Malte REFARDT

ファゴット

フォルクヴァング芸術大学・教授

Z.メータ率いるバイエルン国立歌劇場管弦楽団の首席ファゴット奏者を経て、2002年から18年までハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を務めた。現在、フォルクヴァング芸術大学教授。ドイツの主要オーケストラや現代音楽専門のアンサンブル・モデルンへの出演に加え、2003年よりサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団に首席奏者として参加。オーストラリア室内管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団、ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団等で客演。室内楽奏者としてA.チュマチェンコやW.-S.ヤン、アンサンブル・オクトパス等と共演。2009年からドムレシュク・サマーコンサートの芸術監督を務める。2025年には2本のファゴットのための新曲録音を含むCD『コンテンポラリー・バスーンズ』をリリースした。

ジュリア・パイラント

Julia PILANT

ホルン

ユタ交響楽団

ユタ交響楽団およびユタ・オペラの第3ホルン奏者。ロサンゼルス室内管弦楽団とリンカーン・センター室内楽協会で定期的に客演。ニューヨークを拠点とした間にはシラキュース交響楽団の首席奏者を経て、メトロポリタン歌劇場管弦楽団・副首席ホルン奏者を14年、バード大学音楽学部ホルン講師を16年務めた。オルフェウス室内管弦楽団、セントルークス管弦楽団ブロードウェイなどにも出演。日本ではセイジ・オザワ松本フェスティバル、東京オペラの森音楽祭、水戸室内管弦楽団に首席奏者として出演している。サンタフェ室内楽音楽祭、アフィニス夏の音楽祭、フェスティバル・ナパ・ヴァレー、タホ湖音楽祭等世界各地の音楽祭に参加。ジュリアード音楽院にてJ.ランズマンのもと修士号、博士号取得。

ゲスト/吉井 瑞穂  ※あいうえ音楽会出演

Mizuho YOSHII

オーボエ

東京藝術大学・准教授

甘い音色と豊かな音楽性で世界の聴衆を魅了する国際派オーボエ奏者。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でエキストラ奏者として活躍後、マーラー・チェンバー・オーケストラ首席奏者として欧州を拠点に活動。同楽団の設立者であるアバドをはじめ(共演200回以上)ブーレーズ、アーノンクール、ドゥダメル、ロトら世界的巨匠の指揮で演奏を重ねるほか、ソロや室内楽でも精力的な活動を展開している。共演者はテツラフ・カルテット、アンスネスなど。NYマンハッタン音楽院、ドイツ・ライプツィヒ音大、デュッセルドルフ音大、カールスルーエ音大、イタリア、スペイン、スイス、南米などで招聘教授としてマスタークラスを受け持つ。ルツェルン祝祭管弦楽団設立メンバー。第49回JXTG音楽賞洋楽部門奨励賞。東京藝術大学准教授。