日本には、北海道から九州まで全国各地にプロオーケストラが存在しています。演奏家や楽団が持つ本来の可能性を最大限に発揮し、誰もが豊かな音に触れられる環境を実現するために。アフィニス文化財団は、そのための伴走者であり続けます。
演奏から広がる、オーケストラの可能性
音楽の役割をホールの外へ広げる
日本のプロオーケストラは、世界に誇れる演奏技術と、人々の心を揺さぶる感動を生み出す力を有しています。コンサートホールに響くその音楽は、すでに私たちの社会にとってかけがえのない財産です。 今、この「音楽の力」をホールの中だけに留めず、社会のさまざまな場面と分かち合おうとする動きが自然に生まれています。私たちはそうしたオーケストラひとつひとつの歩みを尊重しながら、新たなオーケストラの可能性を共に考え、支えていきたいと考えています。
これからのオーケストラのあり方
文化が永く愛され、存続するために
これまでは、高い芸術性と質の高い演奏を核に、多くの聴衆を魅了してきました。その営みはこれからも変わらず大切に受け継がれていくものです。一方で、現代の多様な価値観の中で、「その街にオーケストラが存在することが、どのような意味を持つのか」という問いが語られるようにもなってきました。高い芸術性を追求し続けること、そして社会の中での存在意義を見い出していくこと、この2つが無理なく結びつき循環していくとき、オーケストラという存在はよりしなやかで持続的なものになると私たちは信じています。
地域に根ざすオーケストラ
教育・福祉・街づくりへの具体的な貢献
オーケストラが地域の一員として、社会が抱える課題に関心を向けることは、新たな可能性への扉を開いてくれます。
たとえば、
子どもたちの感性や創造性を育むとともに、音楽を通じて安心感や自己肯定感を育む場が生まれています。
音楽による心身のケアやウェルビーイングに寄与する機会が広がっています。
オーケストラが街の文化的な象徴のひとつとして、人と人をつなぐ役割を果たす事例も見られます。
こうした各オーケストラの多様なアプローチや取り組みが、それぞれの地域の状況に応じたかたちで、根付いていく未来を思い描いています。
共に歩むパートナーシップ
地域と溶け合い、互いを必要とする絆へ
補助金や助成、寄付によって活動が支えられてきた歩みは、オーケストラという文化を育む上で欠かすことのできない基盤です。そのうえで、近年、音楽がもたらす価値を地域と分かち合い、共に育てていこうとする関係性が少しずつ広がりを見せています。
「私たちの街には、このオーケストラがある。」――そうした実感と共感が自然に生まれるとき、より豊かなパートナーシップが生まれるのではないでしょうか。そんなふうに地域と溶け合っていくのが、次代のオーケストラの自然な姿なのかもしれません。
アフィニス文化財団のこれから
演奏家の研鑽と、社会との架け橋を担う
オーケストラが自らの芸術性を高め続けること、そして、その力を人々の暮らしや社会と響き合わせていくこと。 当財団は、楽員ひとりひとりの研鑽を支える取り組みを基盤としながら、「芸術性の追求」と「社会とのつながり」が調和する環境づくりを多角的にサポートしていきます。変化の激しい時代にあっても、それぞれのオーケストラが独自の歩みと彩りをもって社会と向き合おうとする、その挑戦に寄り添い、共に考え、支え続けます。
オーケストラの音楽が、
広く深く息づく未来のために。
演奏家が、プロになった後も学び続けられる場をつくること。
楽団の壁を越えて、演奏家やスタッフが出会い、刺激し合える機会をつくること。
各地で活動する楽団の意欲的な挑戦を、資金面から支えること。
アフィニス文化財団は、オーケストラと演奏家の隣に立ちながら、
日本のオーケストラ文化を支える活動を続けていきます。