1997年度~2007年度調査研究事業
日本の現代音楽は、戦後、欧米の前衛音楽を急速に摂取、咀嚼しながら世界的な水準に達しただけではなく、日本の伝統音楽や楽器をも取り入れて、世界でも独特の地位を形成するに至りました。しかしながら、日本の戦後の音楽に関しては、まとまった書物が出ていないばかりか、総括的な研究の手さえついていませんでした。
そこで本研究は、“「日本戦後音楽史」―音楽の創作を軸とする55年の歴史―”をテーマに、戦後日本の音楽創作の歴史について、綿密な資料調査を行うとともに、同時代の証言なども踏まえた総合的で信頼できる「音楽史」を編纂しようという意図の下に企画されました。
音楽学、音楽史、思想史、社会史を専攻する研究者たちのグループ「日本戦後音楽史研究会」に委託し、1997年度から学際的な視点と方法によって調査、研究を進めてきました。
研究を進める中で、重要な作品、忘れられた作品などを演奏する「室内楽レクチャーコンサート」「オーケストラコンサート」なども開催しました。
石田一志、片山杜秀、後藤暢子、佐野光司、高久 暁、長木誠司、楢崎洋子、沼野雄司、水野みか子、村田真穂(50音順)